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2023年日本シリーズは阪神が日本一!今シーズンの阪神は何が強かった?

2023年日本シリーズは阪神が日本一!今シーズンの阪神は何が強かった?

2023年プロ野球の日本シリーズもついに決着!関西ダービーの軍配は、阪神タイガースに上がりました!

今回は2023年の阪神タイガースのどこが強かったのかを紹介しますよ!

日本シリーズ 2023 制したのは阪神タイガース!

両リーグとも、関西の球団が圧倒的な強さを見せ、関西ダービーとなった2023年の日本シリーズ。2022年の日本シリーズを制し、二連覇がかかっていたオリックス・バファローズを、阪神タイガースは最終戦までもつれた末に撃破。

4勝3敗で日本シリーズを制しました!6試合目までは勝敗も、総得点も同じという互角の勝負を展開していた両チームですが、最終戦となった7戦目では、タイガースが中盤、4回と5回に3点ずつを追加、大きく突き放しそのまま勝負を決めましたよ!

今年のタイガースは何が強かった?

リーグ戦での総得点もトップ、チーム防御率もダントツトップであり、「なら強いのも当然か」と言いたくなるような数字を残したタイガース。これらの数字の秘訣は、一体どこにあったのでしょうか?

四球を重視するチーム方針がピッタリハマった!

今年より再び就任した岡田監督は、「四球もヒットも同じ」と考え、攻めにも守りにも四球を重要視しました。フロントにかけあって四球の査定を上げ、野手陣に「ボール球に手を出さないこと」を徹底して要求すると、タイガースの野手陣は意識的に四球を選ぶようになり、リーグダントツトップ、452個の四球を選びました。一方投手陣は制球に優れ、チームの与四球数は315と、こちらもリーグでダントツ少ない数字でしたよ。これらの数字が、自チームの得点と失点の数字の良化に大きな影響を及ぼしたのですね。

「四球の年俸査定ポイントを上げてくれ」阪神・岡田彰布監督は開幕前にフロントに直談判…急増四球が“あの球界のエース”の撃破を生んだ – プロ野球 – Number Web – ナンバー (bunshun.jp)

「古い野球」が令和にハマった!

2005年にタイガースをリーグ優勝に導いた往年の名監督である岡田監督。今年の采配を見ると、少し前の世代の野球をされるな、と思ったファンも多くいたのではないでしょうか。岡田監督はなるべく選手のポジション、打順を固定化することにこだわり、1番近本選手、2番中野選手、4番大山選手、5番佐藤選手、8番木浪選手の5名はそれぞれのポジション含め、怪我などを除きシーズン中ほとんど変わることはありませんでした。135通りの打線を試し、柔軟な采配でパ・リーグを制したバファローズとは正反対ですね。

犠打の数もリーグ2位タイ

2番に座った中野選手は結果的にシーズンで打率.285、出塁率.349という成績を残し最多安打を記録するなど、上位打線として申し分ない成績を残しましたが、一方で多数の犠打を指示され、シーズンで21犠打を記録しました。

日本シリーズでも中野選手が初回からバントをするシーンは目立ち、近年は否定的に見られることも多いゲーム序盤からの送りバントも、岡田監督は積極的に行いました。ちなみにバファローズの犠打の数はリーグ最少、「打順を固定化するのがいい、悪い」「バントを使うのがいい、悪い」という訳でなく、信念をもって采配を行うことが大事なのかもしれませんね。

新戦力がハマった!

今年のタイガースは昨年からの戦力の上積みが大きかったです。その最たる例は、先発ローテーションを回った二人。FAで大物選手を持ってきたといったようなわかりやすい補強ではなく、昨年までは二軍でしっかり爪を研いでいた村上選手と、現役ドラフトで獲得した大竹選手が共に二桁勝利を記録するなど大活躍したのでした。

野手の中では、昨年ドラフト1位で獲得した森下選手を94試合で起用、シーズン後半は3番を任せるなど大事な所を打たせ、森下選手はシーズン10本塁打41打点を記録しましたよ。この3名は日本シリーズでも活躍、特に森下選手は優秀選手賞を受賞しました。

最後に

今回は2023年のタイガースが強かった理由について紹介しました。

なんだかんだいって、岡田監督の勝負眼が良かったのかなという気もします。選手を見る目、采配の打ち方、歴戦の監督の実力はブランクがあっても変わりなかったのですね。