【プロ野球】開幕から1ヶ月!両リーグのペナントレース戦況

日本のプロ野球が2022年3月25日に開幕、熱戦が繰り広げられています!ここまでの成績を見ると、昨シーズンのセ・パ両リーグの王者に明暗が分かれています。そこで今回は開幕から1ヶ月経過したゴールデンウィーク終了時点でのセ・パ両リーグのペナントレース戦況についてまとめていきます!

両リーグの順位

まずは2022年5月13日付の両リーグの順位と戦況をまとめます。

セ・リーグ

順位チーム名勝率ゲーム差
1広島東洋カープ2215.595
2東京ヤクルトスワローズ2115.5830.5
3読売ジャイアンツ2318.5611.0
4中日ドラゴンズ1918.5143.0
5横浜DeNAベイスターズ1419.4246.0
6阪神タイガース1226.31610.0

 

ゴールデンウィーク前までは首位に立っていたジャイアンツが大失速し、現在3位。坂本選手や菅野投手、吉川選手といった主力選手が同時期に怪我で戦線離脱してしまったことが大きく影響しているようです。個人的には、19歳の中山礼都(らいと)選手が坂本選手の代わりに出場していることに注目しています。坂本選手も19歳のときに、当時レギュラーだった二岡選手の怪我を機に出場チャンスを獲得し、現在の地位まで駆け上がりました。中山選手に、それを重ねているのは筆者だけではないと思います。

昨年のチャンピオンチーム、ヤクルトは2位につけています。開幕直後はなかなか勝ちきれない試合もあり、4~5位を行き来していましたが、ゴールデンウィークで浮上しました!村上選手がホームラン・打点でトップに立っており、山田選手も十分な活躍を見せているので、このままいけば連覇も近づいてくると思われます。

開幕から「9連敗」という不名誉な記録を樹立してしまったタイガースも、連敗後はカード勝ち越しを記録するなどチーム状況も上向きになってきています。まだまだ記録に残らないミスも少なくないので、その辺りが整えられると元々自力のあるチームなので浮上していくことが予想されます。

4位まではゲーム差3のため、これから夏場~シーズン終盤に向けてどのチームが抜け出すのか、楽しみです。各球団、ベテランもうまく休ませながら若手に経験を積ませて勝っていく、チーム運営手腕が問われます。

パ・リーグ

順位チーム名勝率ゲーム差
1東北楽天ゴールデンイーグルス249.727
2福岡ソフトバンクホークス2213.6293.0
3埼玉西武ライオンズ1918.5147.0
4千葉ロッテマリーンズ1521.41710.5
5オリックス・バファローズ1623.41011.0
6北海道日本ハムファイターズ1325.34213.5

 

イーグルスが11連勝を記録するなど、開幕ダッシュに成功しています。チームの総エラー数が6と全球団の中でダントツの少なさを誇っており、しっかりと守り勝つことができているようです。投手陣は田中将大投手、岸投手、涌井投手、則本投手という超一流が集まっているため、勝ち方を知っているような戦いとなっているのでしょう。

一方で、昨年のチャンピオンチームであるバファローズが苦戦しています。投手陣は相変わらずの安定感がありますので、攻撃陣の奮起が期待されています。特に昨シーズンのホームラン王「ラオウ」こと杉本選手が不振で、吉田選手への負担がかなり大きくなってしまっているようです。杉本選手が昨年の調子を取り戻し、浮上していくことが待たれます。

ビッグボス率いるファイターズは、若手選手を積極的に起用していることもあり、苦戦しています。清宮選手や万波選手、野村選手と期待されている選手は多くいますが、まだ力不足・経験不足ということもあり、期待された結果を残すことはできていません。逆に言えば注目の若手選手たちに当たりが出始めるとチームにも勢いが出て、これから上位進出なども十分可能です。ともすると、若手選手が今シーズン力をつけ、本拠地が移転する来シーズンには優勝というのが、ビックボスが思い描いている短期ビジョンなのかもしれませんね。

まとめ

プロ野球が開幕から1ヶ月が経過、各球団によって好・不調が大きく出てきているようです。怪我で主力選手が離脱してしまっている球団、選手は揃っているもののどこかボタンのかけ違いが起きてしまっている球団、全てがうまく回っている球団。チームの状況はそれぞれですが、これから梅雨、夏本番と季節が移り、選手の不調・怪我など色々と出てくることでしょう。選手は不調を短く、怪我をしないように、また首脳陣には選手のリスクマネジメントなどが求められます。選手などの結果だけでなく、そういったところも野球の見どころの一つなので注目していきたいですね。

投稿者 gradmin