2022年5月24日~6月12日まで行われた日本生命セ・パ交流戦。各リーグの最終成績にも大きく影響を及ぼす短期決戦なだけに、各球団の成績が気になるところです。そこで今回は、2022年のセ・パ交流戦の最終結果について、順位や個人成績をまとめていきます。
2022年セパ交流戦 各球団の勝敗一覧
まずは交流戦 セ・パ勝敗について見ていきましょう。最終的にセ・リーグ55勝、パ・リーグ53勝で、2年連続3回目のセ・リーグの勝ち越しとなりました。
球団名 | 勝 | 負 | 勝率 | ゲーム差 |
東京ヤクルトスワローズ | 14 | 4 | .778 | 優勝 |
阪神タイガース | 12 | 6 | .667 | 2.0 |
千葉ロッテマリーンズ | 10 | 8 | .556 | 4.0 |
福岡ソフトバンクホークス | 9 | 9 | .500 | 5.0 |
埼玉西武ライオンズ | 9 | 9 | .500 | 5.0 |
横浜DeNAベイスターズ | 9 | 9 | .500 | 5.0 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 9 | 9 | .500 | 5.0 |
北海道日本ハムファイターズ | 8 | 10 | .444 | 6.0 |
オリックス・バファローズ | 8 | 10 | .444 | 6.0 |
読売ジャイアンツ | 8 | 10 | .444 | 6.0 |
中日ドラゴンズ | 7 | 11 | .389 | 7.0 |
広島東洋カープ | 5 | 13 | .278 | 9.0 |
通算ではセ・リーグが勝ち越していますが、球団ごとに見ると勝ち越しをしているのはヤクルトと阪神だけで、巨人、中日、広島は負け越しています。交流戦の戦いにより阪神が順位を4位まで上げてきました。選手が十分揃っていることを考えるとAクラスにいても不思議ではないので、これから上位チームを捉えていくか楽しみです。
2022年セパ交流戦 個人成績(打者編)
打率
- 1位:杉本裕太郎(オリックス) 打率.391(69-27)
- 2位:牧原大成(ソフトバンク) 打率.383(60-23)
- 3位:近本光司(阪神) 打率.361(72-26)
- 4位:村上宗隆(ヤクルト) 打率.351(57-20)
- 5位:松本剛(日本ハム) 打率.342(73-25)
昨年のホームラン王が、復調を印象付ける首位打者に輝きました。日本ハムの松本選手が今年大ブレイク、スター選手の仲間入りを目前にしています。新庄剛志BIG BOSSの元で若手選手が大きく成長している中で、その筆頭と言えそうです。
本塁打
- 1位:大山悠輔(阪神) 7本塁打
- 2位:村上宗隆(ヤクルト) 6本塁打
- 2位:牧秀悟(DeNA) 6本塁打
- 2位:山川穂高(西武) 6本塁打
開幕後、やや不調気味だった大山選手が名だたるスラッガーを抑え、トップに輝きました。後述の打点でもトップに輝き、チームを2位に押し上げる大活躍を見せてくれました。
打点
- 1位:大山悠輔(阪神) 21打点
- 2位:レアード(ロッテ) 17打点
- 3位:岡本和真(巨人) 16打点
- 4位:浅村栄斗(楽天) 15打点
勝負強い打撃を売りにしている選手たちが上位にランクインしました。
2022年セパ交流戦 個人成績(投手編)
勝利数
- 1位:青柳晃洋(阪神) 3勝
勝利数は3勝で青柳選手(阪神)がトップ、2勝で25選手が2位となっています。
防御率
- 1位:加藤貴之(日本ハム) 防御率00
- 1位:青柳晃洋(阪神) 防御率00
- 3位:西勇輝(阪神) 防御率47
- 4位:ガンケル(阪神) 防御率81
- 5位:今永昇太(DeNA) 防御率86
加藤選手、青柳選手が自責点0で終えました。この2人が投げれば、まず間違い無く勝てるといっても良いでしょう。リーグ戦に戻っても楽しみです。
奪三振数
- 1位:高橋奎二(ヤクルト) 26奪三振
- 2位:青柳晃洋(阪神) 22奪三振
- 2位:今永昇太(DeNA) 22奪三振
- 2位:戸郷翔征(巨人) 22奪三振
- 2位:床田寛樹(広島) 22奪三振
奪三振率
- 1位:高橋奎二(ヤクルト) 64
- 2位:今永昇太(DeNA) 43
- 3位:西勇輝(阪神) 00
- 3位:床田寛樹(広島) 00
- 5位:森下暢仁(広島) 84
ヤクルトの高橋選手が数、率共にトップです。昨年の日本シリーズで好投し、そこで大きく自信をつけたような投球が見られます。このままチームの左のエースになっていくこと、間違いなしです!
2022年セパ交流戦 MVPと優秀選手賞
最優秀選手賞(MVP):村上 宗隆(ヤクルト)
4番・三塁で18試合全てにフルイニング出場、勝ち越し打2本、逆転打2本、サヨナラ打1本と勝負強い打撃を見せてくれた、村上選手が文句なしのMVP受賞です!
優勝チームの4番というだけあって、打率.351、6本塁打、13打点、出塁率.507と圧倒的な成績を残しています。
日本生命賞:大山 悠輔(阪神)・杉本 裕太郎(オリックス)
日本生命賞(各リーグの優秀選手各1名が受賞)は、阪神の大山選手とオリックスの杉本選手が受賞しました。大山選手はトップの7本塁打、21打点をマークし。阪神を交流戦2位に押し上げる活躍を見せました。
杉本選手は、全選手トップの打率.391、27安打を記録しました。チームは負け越してしまいましたが、昨年のホームラン王が復調を示してくれました。
両選手ともチームに欠かせない存在で、勝ち負けに直結する活躍を求められている選手なので、このままシーズン終了まで駆け抜けてもらいたいところです。
まとめ
セパ交流戦はヤクルトの圧倒的な優勝で幕を下ろしました。若手選手が多い中で昨年の日本シリーズの激戦、勝ち切った経験をしていることが非常に大きく影響しているようです。
2022年のセパ交流戦で気になったのがソフトバンクです。これまで過去最多8回の優勝を誇るチームですが、今年は勝ちきれない試合が多く、苦しんだ印象です。その中でも勝率5割で切り抜けたことは素晴らしい成績とも言えるでしょう。
シーズンの結果に大きく影響を及ぼすと言われるセパ交流戦。この結果がシーズン終了時点でどのように影響を及ぼすのか、今から楽しみです!