プロ野球ファンにとって、7月といえば「オールスターゲーム」。ペナントレースでは見られない選手同士の交流や対戦が楽しみなファンも多いでしょう。今年も、オールスターゲーム 2022が2日間開催され、見応えのある試合を披露してくれました。
しかし、開催日は平日の火・水曜日であったこともあり、見逃してしまった人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はオールスターゲーム 2022の試合結果を、MVP選手や勝利リーグの情報と合わせてご紹介します!他にも、みなさんの気になる佐々木朗希投手の投球内容もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
オールスターゲーム2022の試合結果と通算成績は?
まずは、オールスターゲーム 2022の試合結果と、オールスターゲームの通算成績をご紹介します。
第1戦:パリーグ 3‐2 セリーグ
第1戦は、パ・リーグの劇的勝利です。2-2で同点の9回2アウト、清宮幸太郎選手(日本ハム)がセ・リーグの好投手である森下暢仁投手(広島)からサヨナラホームランを放ちました。この試合は、両リーグ合わせて3本のホームランで試合を盛り上げました。
第2戦:セリーグ 1‐2 パリーグ
第2戦も、パ・リーグが接戦を制しました。1-1で同点の6回、柳田悠岐選手(ソフトバンク)が、岩崎優投手(阪神)からホームランを放って勝ち越し。その後は6投手の継投により、逃げ切りました。
通算成績:セリーグ 80勝/パリーグ 88勝(11分け)
オールスターゲーム 2022では、パシフィック・リーグが2連勝し、通算勝利数を88勝としました。通算成績を見ると、互角の戦いを繰り広げてきていることが分かりますね。来年は、セントラル・リーグが勝利数を盛り返せるよう頑張ってほしいです。
オールスターゲーム2022のMVP獲得選手と今後への期待
続いては、オールスターゲーム 2022のMVP獲得選手と、今後への期待を解説します。
第1戦 MVP:清宮幸太郎(北海道日本ハムファイターズ)
第1戦では、サヨナラホームランを放った清宮幸太郎選手がMVPを受賞しました。オールスターでのサヨナラホームランは36年ぶりで、9回2アウトからは初めてということもあり、インパクト十分のMVPですね。
8月8日時点のペナントレース成績でも、62安打・13本塁打と既にキャリアハイの数字を残している清宮幸太郎選手。高卒4年目にして、和製大砲の片鱗を開花させつつあります。所属球団先の日本ハムは、首位から14ゲーム差と厳しい戦いを強いられていますが、勝てるチームになるためには、清宮幸太郎選手の覚醒が欠かせません。
第2戦 MVP:柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)
第2戦では、勝ち越しホームランを放った柳田悠岐選手が、2014年以来2度目となるMVPを受賞しました。打席では、前日のMVP獲得選手である清宮幸太郎選手のバットを使用したとのこと。その甲斐もあってか、柳田悠岐選手らしい逆方向へのホームランとなりました。
ここ最近は3番だけではなく、4番に起用される機会も多い柳田悠岐選手。打率こそ.266で、過去の成績からすると物足りないですが、79試合で50打点と勝負強さは健全です。また、1位から5位が6.5ゲーム差と混戦しているパ・リーグの中で、所属球団先のソフトバンクは2位と奮闘しています。混戦の中から抜け出すためにも、柳田悠岐選手の得点力が鍵を握るでしょう。
佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)の投球内容は?
20歳ながら、パ・リーグ先発投手部門で1位に輝いた佐々木朗希投手。完全試合をはじめ、今年だけで様々な偉業を成し遂げたため、注目が集まったのは当然でしょう。ここでは、オールスターゲーム 2022の第2戦で先発した佐々木朗希投手の投球内容を振り返ります。
オールスター日本人最速に並ぶ162キロ
佐々木朗希投手といえば、ストレートの球速。気になるストレートの最速は、大谷翔平投手のオールスター日本人最速に並ぶ162キロをマークしました。日々進化を続けている佐々木朗希投手ですので、来年はオールスターゲーム最速の163キロを更新する可能性も大いにあり得ます。
1回3安打1失点の投球内容
右手のまめつぶれで抹消されて3週間以上ぶりの登板となり、本来の実力を発揮しきることが難しかったのか、1回3安打1失点の投球内容でした。また、投じた23球中21球がストレートという配球で、打者有利だったということもあるでしょう。
まとめ
今回は、オールスターゲーム 2022の試合結果や、MVP獲得選手をご紹介しました。毎年恒例となっているプロ野球行事ですが、今年も名だたる選手が揃い、夢のある対戦を披露してくれました。来年のオールスターも、どのようなプレーでファンを魅了してくれるのか楽しみです。