皆さん、いきなりですがメジャーリーグ「ロサンゼルス・エンゼルス」で活躍中の二刀流でお馴染み「大谷翔平選手」の現在の年俸はご存じですか?実は今、大谷選手の年俸についての話題がかなりホットな時期なのです。そこで今回は、大谷選手 年俸が現在騒がれている訳から、実際のこれまでの成績などを徹底的に解説していきます。
給料が低すぎる選手第2位!
まずはこちらの記事をご覧ください。
参考:大谷翔平は「給料が低すぎる選手」2位 米メディア選出、1位は年俸18億円スラッガー
なんとメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が「給料が低すぎる選手」の第2位となっているのです。米メディアでも「彼がMVPであると考慮すれば、これはおいしい契約だ」と、このようなコメントを残しています。詳しい現在の年俸などに関しては後述しますが、実は年俸の低さには訳があります。大谷選手はメジャー移籍の際に、MLBの新労使協定に従って「メジャー契約」ではなく「アマチュア選手」としてマイナー契約をしているのです。この新労使協定によって大谷選手の年俸は抑えられてしまっているのです。MLB新労使協定の定めでは「25歳以上」かつ「自国の球界で6年以上のプロ経験」と言うのがメジャーリーガーの用件とされているのです。ただし、年俸が低いことをひたすらに嘆く必要はありません。「給料が低すぎる」と言うことはそれだけ大谷選手の評価や価値が高いことを示しています。さらにお金よりも夢を選んだ大谷選手らしい結果とも言えます。
大谷翔平 年俸 推移
では、そんな大谷翔平選手は高校卒業後、球界入りしてどのような年俸を辿ってきたのでしょうか。日本ハムファイターズ時代と、現在のメジャーリーグでの時期を分けて見ていきます。
日ハム時代
まずは日本ハムファイターズ時代です。
- 2013年→1500万円
- 2014年→3000万円
- 2015年→1億円
- 2016年→2億円
- 2017年→2億7000万円
日本球界だと決して悪い数字とは言えません。むしろかなりすごいです。実は新人選手の年俸はこれまで1430万円(税抜き)でした(現在は1600万円に引き上げ)。それで見ると大谷選手は新人年俸の満額に相当するでしょう。また、デビューからわずか3年で1億円プレイヤーと言うのは破格のスピードです。あのダルビッシュ有選手でも1億円越えに4年かかっていますから、大谷選手の凄さが改めてわかります。
メジャー移籍後
続いてメジャー移籍後の2018年から追っていきます。
- 2018年→5995万円
- 2019年→7205万円
- 2020年→7700万円
- 2021年→3億3000万円
- 2022年→6億3000万円
当たり前ですが、給料が低いと言っても我々とは次元が違いますね。移籍直後は契約などの兼ね合いで、日ハム時代よりもダウンしたものの、4年目には既に日ハム時代最大の2億7000万を超える3億3000万。前シーズンからおよそ4倍です。移籍から順調に推移しているので今後にも期待ですね。
大谷翔平 成績 推移
「給料が低すぎる」と騒がれると言うことは、本来もっと給料があっても良いと言うこと。そうなると気になるのが大谷選手のこれまでの成績ですね。大谷選手の成績を見る上で少し複雑なのが二刀流です。投手の面と打者の面があるので、こちらは日ハム時代とメジャー時代の通算で比較してみましょう。
投手成績
まずは投手部門です。
NPB(日本)
- 勝利:42
- 敗戦:17
- 完投:13
- 完封:7
- 奪三振:651
- 勝率:.712
- 防御率:2.55
MLB(メジャー)
- 勝利:27
- 敗戦:13
- 完投:0
- 完封:0
- 奪三振:425
- 勝率:.675
- 防御率:3.05
分析の場ではないので全てのデータは出しませんが、それでもやはり大谷選手の凄さがわかる数字です。勝率がどちらも6割超えで、さらに奪三振もメジャーで少し下がったものの、打者をしながらこれだけの結果を叩き出せることに驚きです。
打者成績
続いて打者部門に移ります。
NPB(日本)
打率:.284
安打:297
本塁打:48
得点:150
MLB(メジャー)
打率:.266
安打:517
本塁打:127
得点:321
こちらも驚きの数字ですね。何と言ってもメジャー移籍後の数字が爆発的に伸びています。単純に日本の時は先発の機会が多かったと言うこともありますが、それでも打者としてしっかり結果を残せるのが大谷選手の凄さですね。これを見れば大谷選手の給料が少なすぎると言うのもうなづけます。
【大谷翔平 試合】気になる来季の年俸は?
そんな大谷翔平選手ですが、来季の年俸はどうなるのか。現在、非常に注目が集まっています。なぜかというと2023年は現在の契約が更新される年だからです。2年契約のため2021年にMVP選手に輝いた分が一気にこの2023年に乗ってきます。また、このタイミングで年俸調停権やFA権なども獲得できて来るので、より一層期待が高まります。多くの記事で予想はされており「真の価値は5000万ドル(約71億円)」などと騒がれたりもしています。今後の動向に注目です。
最後に
スポーツニュースで見ない日はないと言っても過言ではない大谷翔平選手ですが、意外なことに「給料が低すぎる選手第2位」に選出されていました。その分、今後の大谷選手の動向から目が離せません。