NPBの球史の中でも特出した最強スターターである山本由伸選手。いったい山本由伸選手の何がそんなに凄いのでしょうか?
今回は山本由伸選手の凄さを紹介します!
山本由伸のココが凄い!
2021年からのオリックス・バファローズのリーグ三連覇に大いに貢献した山本由伸選手。獲得タイトルだけを見ても、2021年から2023年まで勝利数、勝率、奪三振数、防御率でパ・リーグトップ、前人未到の三年連続リーグ4冠を達成、当然リーグMVPや沢村賞も受賞しました。2021年、2022年は完投、完封数、投球回数でも一位となり、プレミア12、オリンピック、WBCの全ての大会で侍ジャパンの金メダルにも貢献。山本由伸選手はどうしてここまでの素晴らしい成績を残す事ができたのでしょう?
ストレートの質が凄い!
山本由伸選手の2023年の投球データを見ると、実に40%がストレートです。優秀な投手はやはり強い真っ直ぐを投げられるもので、山本由伸選手の最高球速は159キロ、平均球速も153キロあるんですね。この平均球速はメジャーリーグの先発投手の平均よりも3キロほど速く、またストレートの伸びもメジャーリーグの平均を遥かに上回っていると評されています。
変化球のキレが凄い!
勿論どれほど優れた投手でも真っ直ぐだけでは抑える事ができません。特に先発投手であれば多数の変化球が必要とされますが、山本由伸選手の場合、2023年の投球の実に26%がスプリットという変化球。他に15%がカーブ、8%がカットボール、7%がシュートと、実戦級の変化球が多数揃っています。ストレートを思わせる平均144キロの球速で鋭く落ちるスプリットは大谷翔平選手のそれに匹敵すると呼ばれるほどで、最高速度が150キロを上回るカットボールも凶悪。これほどスピードボールが揃っている中で、打者の打ち気を削ぐカーブボールも非常に憎らしく、実際に残した数字も納得のカタログスペックを誇りますよ。
制球力が凄い!
これだけ素晴らしい球を投げられるピッチャーからヒットを打つのは簡単ではありません。そうでなくとも、エースピッチャーなんて早く降ろすに限りますから、山本由伸選手を攻略するのであれば、チーム全体で待つ意識を徹底し、ファールで粘っていくのが定石に思えますよね。ところが山本由伸選手は制球力も凄まじく、2023年シーズンには164イニング投げて与四死球は僅か34個。4~5イニングにようやく一個出す計算になります。四球がろくに期待できないので、結局は打たなければどうしようもないのです。
頑丈さが凄い!
常時150キロの真っ直ぐを投げるような高出力の投手であれば、心配されるのが故障です。ところが山本由伸選手は、2021年に193.2イニング、2022年に193イニング、2023年に164イニング投げ、更にこれらのシーズンは毎年オフシーズンにも登板、代表戦にもオリンピックやWBCに参加するなど正しくフル稼働でした。勿論、細かいコンディション不良はありましたが、大きな怪我なくこれだけのパフォーマンスを実現したというのは凄まじいこと。日本よりも投球間隔が厳しくなると予想されるメジャーリーグでも活躍が期待されますよ。
山本由伸はドジャースに入団!
2023年のシーズンオフにポスティングシステムを利用しメジャーリーグへ挑戦することとなった山本由伸選手。注目された山本由伸 メジャー所属球団は、ロサンゼルス・ドジャースに決定しました!ドジャースでは大谷翔平選手ともチームメイトとなりますから、夢の共演に今から注目が集まっていますよ!
「こんにちは」ドジャース山本由伸入団会見で米記者が日本語で自己紹介(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
最後に
今回は山本由伸選手の凄さについて紹介しました。
まさしく「日本で言うことなし」という結果を残し、日本を旅立つこととなった山本由伸選手。メジャーリーグでも日本時代と変わらない無双っぷりを見せてほしいですね!