かつて神がかったピッチングで東北楽天ゴールデンイーグルスを日本一へと導き、メジャーリーグの舞台でも活躍した田中将大選手。現在はNPBに復帰していますが、最近は登板している姿を見ませんね。
今回は、田中将大選手の近況などを紹介します。
現在の田中将大は二軍調整中
2024年4月現在の田中将大選手は、二軍で調整中の状態です。
2023年10月に右肘のクリーニング手術を受けた田中将大選手ですが、2024年の春季キャンプは一軍でスタート。オープン戦にも登板するなど、回復は順調のように思えました。
しかし開幕一軍のメンバーには入らず、3月20日のイースタン・リーグでの登板を最後に実戦登板の機会もないという状況です。
一軍復帰は早くても6月?
青山浩二投手コーチは田中将大選手の一軍復帰について「5月は厳しいんじゃないかなっていうふうには思います」とコメントしています。
なんでも、オープン戦で強度を上げてきた分のダメージがあり、キャッチボールは再開したもののブルペン投球は行っていない状況なのですね。
昨年10月に手術を行った田中選手ですが、やはりそこから投球に戻るのが早すぎたのでしょうか。田中将大選手も現在35歳、回復力も落ちてきているのかもしれません。
とはいえ、昨今の田中将大選手の立場を思えば、復帰を急ぎたい気持ちも分かるというものです。
【楽天】田中将大、1軍復帰は早くても6月 青山C「意思確認しながら」最後の実戦は3月20日 (msn.com)
田中将大の最近の成績は?
近年のNPB最強投手と言えば、パ・リーグ三年連続投手四冠を達成した山本由伸選手です。しかしかつては田中将大選手こそがNPBの最強投手でした。
2013年に24勝0敗1S防御率1.27という凄まじい成績を叩き出し、2014年からメジャーリーグにも挑戦した田中将大選手。2021年に満を持してNPB、イーグルスに復帰しましたよ。
ここからは田中将大選手の復帰後三年間の成績を紹介します。
2021年
球団のレジェンドである田中将大選手の復帰に沸き立ったイーグルスファン。日本中の野球ファンが田中選手の復帰後のピッチングに注目しましたが、成績は年間通して23先発で4勝9敗というものでした。
僅か4勝という数字に終わったものの、防御率3.01はリーグ5位、投球回155.2はリーグ6位という高水準の数字。メジャー挑戦前の圧倒的な成績ではなかったものの、勝ち星がついてこなかったのはチーム状況、打線の援護なども関係していると言えるでしょう。
2022年
2022年の田中将大選手は25登板で9勝12敗、防御率3.31という成績でした。投球回163.0はリーグ3位の数字、長くマウンドに登り続けることに務め、勝敗の責任を一身に背負った田中将大選手。12敗というリーグワーストの数字も勲章です。
2023年
しかし2023年の田中将大選手は24登板7勝11敗という成績に。何より防御率が4.91と大幅に悪化してしまいました。投球回は139.1回、リーグ10位の数字ではあるものの、この防御率でこれだけ投げなければならなかったことがイーグルスの投手事情の厳しさを思わせます。
流石に苦しいシーズンとなった2023年、手術からの復帰を急いで2024年の復活にかけた田中将大選手の気持ちも分かります。
田中将大の復帰後の年俸は?
2021年にNPBに復帰した田中将大選手。復帰時に結んだ契約は、2年契約で推定年俸9億円+出来高というもの。これは当時のNPBでは最高年俸だったと言われています。球団のレジェンドでありメジャーリーガーを迎え入れる訳ですから、この年俸も納得です。
二年契約を終えた田中将大選手は2022年のオフに新たに単年契約、この時は推定年俸4億7500万円でした。更に2023年オフは推定年俸2億6000万円+出来高払いという数字に。高額に見合う成績は残せておらず、年俸は年々減ってきているのですね。
最後に
今回は田中将大選手の最近の成績などを紹介しました。
苦しい状況が続いている田中将大選手。ここからの復活に期待したいですね。