4年ぶりのリーグ優勝を果たした読売巨人軍。各チームが戦力外選手を発表している中、巨人でも戦力外選手が発表されました。また、引退する選手もいるということで、その選手と理由を調査していきます。
今季の巨人で戦力外の選手は誰?理由は?
今季の巨人で戦力外になった選手は現時点で10人発表されています。選手名とその理由についても調査しました。
菊田拡和
2019年のドラフト3位で入団。常総学院時代に高校通算58本塁打を記録し、「常総のバレンティン」として将来を嘱望されました。昨季は二軍で103試合に出場し、打率2割5分7厘、7本塁打をマーク。この好成績から一軍でも6試合に出場しましたが、5打数無安打と結果を残せず、今季も一軍昇格する機会はありませんでした。
山崎友輔
2020年育成ドラフト10位で入団。鋭く変化するカットボールが持ち味の育成右腕で、2023年は日本で19試合に救援登板。防御率1.95の好成績を残すも、支配下登録には届きませんでした。2024年は投球術にさらなる磨きをかけたものの、一軍でも出場はありませんでした。
小沼健太
2023年7月、石川慎吾外野手とのトレードでロッテから加入。ロッテ時代の2022年には中継ぎとして21試合に登板したものの、巨人移籍後は1軍登板なし。今季は育成契約からのスタートとなりましたが、最後まで支配下枠を掴めませんでした。
笠島尚樹
2020年育成ドラフト3位で指名を受け入団。育成枠での指名であったため、指名直後は大学進学も視野に入れていたそうですが、最終的にプロ入りを決断しています。しかし、プロ4年間で支配下登録されることはなく、戦力外となりました。
川嵜陽仁
2021年育成ドラフト9位で指名を受け入団。2022年は二軍公式戦2試合に登板して0勝2敗、防御率9.00、三軍戦は10試合に登板して0勝1敗、防御率3.63という成績でした。シーズン終了後は一軍の秋季練習、続く秋の宮崎キャンプのメンバーに抜擢されましたが、2024年は一軍登板機会はありませんでした。
前田研輝
2020年育成ドラフト5巡目で指名され入団。しかし、プロ入り4年間で支配下登録されることはありませんでした。
加藤廉
2020年育成ドラフト12位で指名を受け入団。この年のドラフト会議の全体での最終指名となりました。しかし、支配下登録されることはなく、戦力外となりました。
岡本大翔
2020年育成ドラフト1巡目で指名され入団。2021年は三軍で経験を積み、二軍公式戦は2試合に出場し5打数0安打。2022年も主に三軍で二軍公式戦は8試合に出場して打率111という成績でした。2023年8月には二軍初本塁打を記録するなど二軍での出場機会が増え、18試合に出場した打率196、1本塁打、5打点という好成績を残しましたが、2024年は二軍公式席に出場することができず、支配下登録されることはありませんでした。
髙橋優貴
2018年ドラフト1位で入団。2023年は育成から再出発し、4月に支配下復帰しましたが、状態は思うように上がらず、6試合登板で0勝1敗防御率5.14にとどまりました。再起を期した2024シーズンで「ラストチャンスだと思っている」と明かしていましたが、一軍登板はありませんでした。
鈴木康平
2023年廣岡大志とのトレードにより入団。デビュー戦を1回1安打無失点、2奪三振で飾りました。シーズン中はストレートの最速158Kmと26奪三振を記録する活躍を見せたものの、8月以降は与四球や失点が増加し、9月には登録抹消に。2024年は二軍で調整を続けていましたが、一軍登板はありませんでした。
今季の巨人で引退する選手は?
昨年はソフトバンクから巨人に入団した松田宣浩さんが引退を表明。理由は戦力として考えられていた中で、一軍でプレーしても結果を出すことができなかったことや、二回目の二軍降格になったことだったそうです。長年プロ野球を盛り上げてくれた選手だっただけに惜しまれながらの引退でしたが、今季の巨人で引退する選手は現時点で確認されていません。現段階で発表されていないということは、引退する選手はいないと考えられるでしょう。
最後に
今回は、今季巨人の戦力外選手や引退する選手について紹介してきました。プロ野球はお給料をもらいながら活躍することが前提です。そのため、チームに貢献出来ていない選手は残念ながら戦力外となってしまいます。今季は10名の戦力外選手が発表されましたが、まだ若い選手もいるため、巨人以外で再び活躍できる場があれば嬉しいですね。