高校野球

根尾、藤原、柿木、横川がプロ入り!大阪桐蔭高校最強世代の現在地

根尾、藤原、柿木、横川がプロ入り!大阪桐蔭高校最強世代の現在地
根尾、藤原、柿木、横川がプロ入り!大阪桐蔭高校最強世代の現在地

3月に行われた第95回記念全国高校野球選抜大会で春連覇を目指し戦った大阪桐蔭 野球部。残念ながら準決勝で西谷浩一監督の母校兵庫・報徳学園高校に敗れ、夏の甲子園で雪辱を期すこととなります。

近年大阪桐蔭高校が甲子園で残している成績はまさに横綱を名乗るに相応しいものです。特に根尾昂や藤原恭大らを擁する最強世代と言われた2018年のメンバーは4人ものプロを輩出し、春夏連覇を達成しました。この年のメンバーの多くは高校卒業後も野球を続けており、今年から社会人野球に舞台を移すこととなります。

そこで今回はそんな大阪桐蔭高校最強世代が現在どのような活躍を見せているのか調査し、まとめていきます!

プロ入りしたのは4名

まずは高校卒業と同時にプロ入りした4選手についてまとめていきます。どの選手も高校時代の輝きと比べると物足りなさを感じる成績ですが、着実にステップアップをしています。

根尾昂(中日ドラゴンズ)

4球団競合の末中日ドラゴンズ入団した根尾昂選手はもがき苦しんでいます。入団以来野手としてレギュラー定着を目指していましたが、2022年6月に能力をより生かす目的で投手へ登録を変更しました。

投手としてのプロ1年目となった昨シーズンは25試合に登板して最速154キロのストレートを武器に防御率3.41を記録するなど、能力の高さを見せました。今シーズンからは本格的に先発投手として挑戦することになり、ローテーション入りを目指します。

藤原恭大(千葉ロッテマリーンズ)

2年生の時は1番打者として、3年生の時には4番打者として大阪桐蔭高校になくてはならない存在だった藤原恭大選手もプロの壁に苦しんできました。調子が上向いてきたら怪我をするなど惜しい時期も少なくなく、今年こそ覚醒を期待されています。

今シーズンは開幕から好調で、一時は打率4割を超える時もありました。チームのリードオフマンの役割が期待されており、藤原選手自身も出塁率を高めていきたいと話しています。

横川凱(読売ジャイアンツ)

横川凱投手はプロ入り3年で勝ち星0と苦しんだ未完の大器です。投球フォームを様々試し、今シーズンからは右手を大きく上げる「タワマン投法」を試し、見事プロ初勝利を飾りました。チーム状況が良くない中で横川投手の活躍が注目されています。

柿木蓮(北海道日本ハムファイターズ)

最強世代のエースナンバーを背負い、甲子園の優勝投手となった柿木蓮投手は昨シーズン一軍デビューを果たしました。4試合に登板し、防御率2.08とまずまずの成績を残していましたが、シーズンオフに育成契約となりました。育成で再度力をつけ支配下登録、チームを救う投球が期待されます。

社会人野球で戦う選手は5名

続いて社会人野球で戦う選手たちをまとめます。最強世代のスタメンで出場していた選手の中で、現在社会人野球で戦っているのが

  • 山田健太(日本生命)
  • 中川卓也(東京ガス)
  • 小泉航平(NTT西日本)
  • 石川瑞貴(Honda鈴鹿)
  • 宮﨑仁斗(トヨタ自動)

の5人です。その中でも注目は立教大学を卒業し日本生命に入社した山田健太選手、早稲田大学を卒業して東京ガスに入社した中川卓也選手であり、その2名をまとめていきます。

山田健太(日本生命)

立教大学では1年生から試合に出場し、4年生になると全日本のキャプテンも務めたことで昨年のドラフト上位候補と目されていました。しかしまさかの指名漏れ。社会人野球・日本生命で仕切り直しとなります。

長打を打てる二塁手として2年後はドラフト1位で指名されるほどの活躍が期待されています。

中川卓也(東京ガス)

最強世代をまとめ、春夏連覇に導き、進学した早稲田大学でもキャプテンを務めた中川卓也選手もドラフト会議では指名漏れを経験。今年から社会人野球・東京ガスで研鑽を積むことになりました。

早稲田大学でも1年時から試合に出場していましたが、通算.211と苦しんだ4年間で、その悔しさをバネに力をつけなおし、2年後のドラフトでのプロ入りを目指します。

最後に

日本シリーズ 2021、2022ともにヤクルトとオリックスの顔合わせで村上宗隆選手ら若手選手たちが大いに活躍をしました。大阪桐蔭高校の最強世代と言われた選手たちも今年で23歳とチームの中心として活躍することが今後の野球選手として必要になってきます。ポテンシャルは十分な選手たちなので、今シーズンでその選手たちを凌ぐ活躍をしてくれるのか、期待しましょう!