毎年シーズン並みに盛り上がるのがストーブリーグでのMLB移籍です。2023年の主役はなんと言ってもロサンゼルス・エンゼルスをフリーエージェントになっていた大谷翔平選手です。
大谷選手以外にも日本人選手ではNPBから山本由伸投手、今永昇太投手のMLB挑戦、MLBの大物選手ではコディ・ベリンジャー選手、マット・チャップマン選手ら大物の移籍も噂されています。
ただ、今年は例年よりも移籍市場は鈍化しているような印象もあります。そこで今回はそんな2023年シーズンオフの移籍市場について、噂を含めてまとめていきます。
2023年MLB移籍市場の動向は?
シーズン終了時点での移籍注目選手
2023年シーズン終了時点で移籍などで注目を集めていたのが
- 大谷翔平
- コディ・ベリンジャー
- ブレイク・スネル
- ジョシュ・ベイダー
といった大物FA選手だけでなく、MLBに挑戦を表明していた
- 山本由伸
- 今永昇太
- イ・ジョンフ
といった2023年3月のWBCでも活躍した選手たちも注目を集めていました。
移籍が鈍化しているのは日本人選手が原因
12月10日に大谷翔平選手がドジャースと契約するまでは
クレイグ・キンブレルがオリオールズと1年1300万ドル
ジャイマー・キャンデラリオがレッズと3年4500万ドル
エデュアルド・ロドリゲスがダイヤモンドバックスと4年8000万ドル
で合意したのが目立った程度でした。
また、大谷選手が契約して10日以上経過してもなかなか進んでいません。そこには12年契約だとも、3億ドルの契約だとも言われる山本由伸投手の移籍がネックになっているとも言われています。
移籍市場についての声
あるMLBの球界関係者は大谷翔平選手、山本由伸投手を含めた移籍市場について
「この2人の契約が決まるまで、移籍市場はスローな動きが続くだろう…この2人のどちらかを獲得できた場合、そのチームは大金を投じることになる。次の補強に動くためには、どれくらい補強資金が残るかを知る必要があるんだ。また、他の選手の代理人たちは、この2人を逃したチームが代替候補の獲得に注力し始めることを狙っている。どのチームと契約するのがベストなのかを見極めているんだ」
(引用:MLB.JAPAN 一部加筆)
と市場の動向を分析しています。
つまり、2023年オフは2人の日本人選手が移籍市場の動きに大きな影響を与えるという“異例の状況”となっています。この2人の争奪戦が決着すれば、メジャー全体の移籍市場が大きく動き始めることになると言われています。
そして大谷翔平選手が、12月10日にドジャースと契約、山本由伸投手も早ければ12月25日までに契約するのではないかと言われています。
日本人選手の動向
大谷翔平、山本由伸両選手の移籍については連日ニュースで報じられている通りですが、それ以外の日本人選手のMLB移籍などの動向はどうなっているのでしょうか。
前田健太はタイガースへ移籍
12月20日時点で動向が発表されているのがツインズからFAとなり、タイガースへ2400万ドルで移籍した前田健太投手のみです。
タイガースでは投手陣の最年長となるだけに、手本としての振る舞い、リーダーシップが求められています。
最後に
今回は徐々に盛り上がりを見せてきている2023年MLB移籍についてまとめてきました。
今オフは日本人選手が中心で、他の大物選手の移籍がその日本人選手の移籍待ち、という異常状況にもなっています。大谷翔平選手は移籍が決まり、山本由伸投手も早ければクリスマスには移籍先が決まるだろうと言われていますので、その後、超大物選手の移籍、というのがまだまだ起こりそうですよね。
来シーズンは誰がどこでプレーするのか、それが決まるストーブリーグ。まだまだ楽しませてもらいましょう!